出典:『ホンダ技研工業株式会社』
不景気で車の売り上げ台数が落ち込むなか、維持費の節約につながるハイブリッド車や軽自動車の売り上げは好調を維持しています。なかでも軽自動車は燃費の良さはもちろん、自動車税や車検などのコストも最低限で済むことから根強い人気があります。自動車のなかでも激戦区である軽自動車において、圧倒的な人気を誇っているのがホンダのN-BOXです。
今回の記事ではN-BOXの人気の秘密を紹介するとともに、どんな人におすすめなのか、さらにはN-BOXから他車への乗り換えを検討している方のために買取査定額の相場もあわせてご紹介します。
日本で一番売れている車「N-BOX」
出典:『ホンダ技研工業株式会社』
N-BOXはホンダの軽自動車として2011年に初代モデルが登場しました。それまでホンダにはライフなどの軽自動車がラインアップされていましたが、他社に比べて競争力のある車種が少ないことが大きな課題として浮かび上がりました。
そこでホンダは、従来の軽自動車にはない新たなコンセプトとして軽スーパーハイトワゴンの開発に着手。これは従来の軽バスとは異なり、ミニバンの居住性を軽自動車に持ち込もうというコンセプト。そのなかで誕生したのがN-BOXです。
見た目こそ従来の軽バスに似たデザインですが、先に伸びたフロント部分と軽自動車の規格ギリギリまで拡張された車体サイズ、そして居住性が高く広々とした車内は従来の軽自動車の概念を変えるほどのインパクトを与えました。
とりわけホンダがこだわったのは、ミニバンにも匹敵するインテリアの質感の高さです。大人2人が車中泊できるほど十分な室内空間を確保したうえで、後席はゆったりとした足元のスペース、シートの材質や座り心地にもこだわり、ワンクラス上の乗り心地と居住性を実現しました。
その結果、N-BOXは圧倒的なヒットを記録。2014年には累計販売台数100万台を達成したほか、2017年から2019年までの3年間において日本国内での販売台数1位を記録しています。
ファミリー層から圧倒的な支持を集める
出典:『ホンダ技研工業株式会社』
従来の軽自動車といえば、室内空間が狭く安っぽいというイメージがありました。軽バスは十分な広さはあるものの、装備や乗り心地の面で他の軽自動車に比べて劣っていたと言わざるを得ないでしょう。しかし、N-BOXはその相反する軽自動車の特性を見事に融合し、結果としてファミリー層に多く受け入れられる結果となりました。
これまでミニバンやワンボックス車をメインとし、軽自動車をセカンドカーとして利用していたファミリー層にアプローチし、N-BOX1台でニーズを満たせるようになったことも大きいです。少子化が進む日本で、一般的なミニバンやワンボックス車はオーバーサイズに感じるユーザーも多く、むしろミニバンよりも小さいサイズのほうが運転がしやすい状況にあります。
そのようなニーズの変化を汲み取り、時代に合った車を開発できたことでN-BOXは今もなお高い支持を獲得しています。車中泊ができるほど十分なスペースが確保されているため、パーキングエリアなどで疲れを癒やすこともでき、ロングドライブを楽しみたい人にも最適な1台です。市販されているN-BOXに対応の専用カーテンなどを装着すれば、より快適な休憩スペースが確保されることでしょう。
運転しやすく居住性も高い軽自動車を探している人におすすめ
出典:『ホンダ技研工業株式会社』
手頃なサイズで運転のしやすい車と居住性の高い車というのは相反する条件のように考えられてきました。しかし、それらを両立する車を探している方にとってN-BOXは最適な選択肢といえるでしょう。
たとえば運転が得意ではないドライバーでも比較的取り回しがしやすく、友人や家族を乗せてドライブを気軽に楽しむこともできます。ファミリー層はもちろんですが、初心者のドライバーやシニア層、女性にもN-BOXは最適な1台といえるのではないでしょうか。
もちろん、ファミリー層でこれまで通りミニバンやワンボックス車をメインにしつつ、セカンドカーとして検討している方にもN-BOXはおすすめです。
N-BOXの買取相場
出典:『ホンダ技研工業株式会社』
N-BOXは新車としてはもちろん、中古車としてもニーズが高いため高価買取が期待できます。N-BOXのシリーズごとに何パターンか買取査定額の例をご紹介します。また、今回はN-BOXの派生車種として2014年に登場したN-BOX SLASHの買取相場についても併せて紹介します。
- 年式:2011年
- 色:ブラック
- グレード:カスタムG Lパッケージ
- 走行距離:7万km
- 修復歴:なし
- 買取相場:50万円
【N-BOXの買取事例①】
※算出日時:2020年1月(算出時期によって相場は異なります。)
- 年式:2018年
- 色:ブラック
- グレード:カスタムG Lパッケージ
- 走行距離:1万km
- 修復歴:なし
- 買取相場:90万円
【N-BOXの買取事例②】
※算出日時:2020年1月(算出時期によって相場は異なります。)
- 年式:2017年
- 色:ブラック
- グレード:G Lパッケージ
- 走行距離:4万km
- 修復歴:なし
- 買取相場:70万円
【N-BOXの買取事例③】
※算出日時:2020年1月(算出時期によって相場は異なります。)
- 年式:2019年
- 色:ホワイト
- グレード:G
- 走行距離:1万km
- 修復歴:なし
- 買取相場:110万円
【N-BOXの買取事例④(N-BOX SLASH)】
※算出日時:2020年1月(算出時期によって相場は異なります。)
- 年式:2014年
- 色:ブラック
- グレード:XL
- 走行距離:5万km
- 修復歴:なし
- 買取相場:60万円
【N-BOXの買取事例⑤(N-BOX SLASH)】
※算出日時:2020年1月(算出時期によって相場は異なります。)
N-BOXのプラス査定につながるポイント
出典:『ホンダ技研工業株式会社』
N-BOXの買い取りを依頼する際には、メーカー純正ナビやリア席モニター、ETCなどのオプション装備が充実していると査定アップにつながることもあります。標準仕様の中古車に比べて購入後の追加費用が不要になるため、多くのユーザーはこれらの装備の有無を重視する傾向にあります。
外装についても同様で、フロントグリルやスポイラーなどの純正オプションパーツが装備されていると価値が上がることもあります。
N-BOXのマイナス査定につながるポイント
N-BOXはファミリー層に人気のある車種ということでペットを一緒に乗せて出かけるユーザーも多いです。しかし、ペットを頻繁に乗せているとシートの汚れや引っかき傷、ほつれなども生じて内装にダメージを負ってしまうこともあり、これによって買取査定額が大幅にダウンしてしまうことも考えられます。
N-BOXのマイナス査定をカバーするためには
出典:『ホンダ技研工業株式会社』
ペットによる外装のダメージを軽減するためには、専用のメーカーオプションとして販売されているペット用のシートサークルやクッション、マットなどを活用することで問題を解決できます。撥水加工が施されたシートもあるため、万が一車内で粗相をしてしまってもシートへのニオイ移りを防ぐ役割も果たしてくれます。
また、子どもを乗せた際に飲み物や食べ物をこぼして車内が汚れてしまうのを防ぐためにも、シートカバーやオールシーズン対応のフロアマットなどを要因しておくのも有効な方法です。次の車への買い替えのために買い取りを前提にするのであれば、あらかじめこれらの装備を準備しておくようにしましょう。
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